上肢が屈曲している患者さんの手の洗浄

上肢が屈曲している患者さんの手の洗浄は、
温めると拘縮が少し緩み、手が開きやすくなるので、
部分浴で行うと良いでしょう。

 

たとえば、洗面器の中に、大き目のビニール袋を入れて、
その中に40度くらいの湯を入れ、
患者さんの手や腕を浸すようにします。

 

患者さんが痛みを訴えていないか、
辛くないかどうか、表情を観察しながら指をゆっくり開いて、
てのひらや指の間を観察するようにします。

 

握りこむ力が強い場合は、爪が手のひらに食い込んでいたり、
指の間に垢などがたまって汚れていることもありますし、
真菌が発生していることもあるので、
注意深く観察するようにしましょう。

 

また、手指の拘縮を予防するために、
握り棒を握ってもらっていることがありますが、
この場合、擦れて褥瘡になってしまうことがあるので、
観察が必要です。

 

清潔ケアのときは、患者さんの皮膚状態をよく観察して、
褥瘡予防と感染予防に注意を払うようにしましょう。

 

特に褥瘡は、早期発見が重要です。