患者さんへの関心が薄く非協力的な家族への対応

看護師が、非協力的と感じるのは、
「面会が少ない。」、「洗濯物がたまっている。」、
「退院指導や栄養指導、介護指導に対して、非協力的な態度をとる。」
というような場合です。

 

看護師は、家族に電話をし、
「洗濯物を早く取りに来てください。」と言ってみたり、
「○○日に、先生から説明があるので、来てください。」
というように、家族の状況を聞かないまま、
一方的に用件だけを伝えてしまうことがあります。

 

ですが、家族としては、「毎日仕事が忙しくて大変なのに、
洗濯物を取りになんていけない。」、
「説明があるといわれても、その日は仕事が休めない。」
などと、ますます来院を拒否するようになり、
悪循環に陥ります。

 

看護師には、医療者としての価値観があります。

 

しかし、医療者としての価値観で、
家族に対し、患者さんの看護(治療)がうまくいくための
協力を求め、押し付けることになるのは、良い事ではありません。

 

患者さんの病気は、家族に大きな影響を与えるので、
家族の生活も一変させてしまうことになります。

 

家計を支えていた夫が入院すれば、
家族である妻が代わりに働きに出なければならなくなることもありますし、
老々介護の夫婦のどちらかが入院したことで、
もう一人も倒れてしまったということもあります。

 

「家族なら面会に来て当然。」、
「愛情があるなら、患者さんの世話をしているはず。」
というように看護師の価値観で、決めつけ、家族を責めるのではなく、
家族に何が起きているのかを聞いてみることが大切です。

 

たとえば、洗濯物がたまっているのであれば、
家族がどのような状況であるかを確認し、
家族が「面会にこられない、洗濯物を取りにこられない原因」を
聞いてみることが必要でしょう。