家族への対応の仕方

看護師にとって、家族対応も大変な仕事の一つです。

 

家族対応については、患者さんや治療へのこだわりが強すぎる場合、
無関心で非協力的な場合に、「大変だ!、困った!」と感じます。

 

看護師は、「患者さん中心の看護」という考えのもと、
患者さんをいつも中心に考え、看護計画を立てたり、ケアを実践しています。

 

ですが、患者さんの家族に対して、
いつも、しっかり目を向けることはできているでしょうか?

 

患者さんが認知症の場合や、意識がない場合、小さな子どもの場合などで、
患者さん自身が自己決定できない場合は、
家族と話し合いをしたり、意見を求めることもあります。

 

ですが、患者さん自身が自己決定できる場合は、
「患者さん中心」と思うあまり、
家族の存在を意識していなかったと言うような事もあるのではないでしょうか。

 

患者さんと家族は、影響を与え合う存在であり、
家族合っての患者さんで、患者さんあっての家族です。

 

ですから、患者さんを支援しようと思うのであれば、
患者さんと家族、それぞれ個別に対応するのではなく、
患者さんと家族を丸ごとみていくことが必要です。

 

そして、家族を支援するということは、
患者さんをケアすることだというように、発想を転換させることが必要です。

 

また、医療者である看護師も、影響を与え合う存在です。

 

看護師が家族に対して苦手意識を持ったり、
「変な家族だな。」とか、「非常識な家族だな。」と感じるときは、
看護師と家族との間に、感情の悪循環が生じている可能性があるでしょう。

 

このような悪循環を解決するためには、
家族とのコミュニケーションが大切です。

 

忙しくて家族に対応する時間がないという看護師も多いのですが、
わざわざ時間を割かなくても、
日ごろの挨拶やコミュニケーションを大切にすることで、
信頼関係を築くことができるはずです。