かたくなな態度のためコミュニケーション不良の患者さんへの対応

長年の生活で培われてきた価値観や習慣は、
自分自身にとって当たり前のことです。

 

そして、その価値観や習慣は、最も快適なものであるでしょう。

 

しかし、入院や治療の際、それらの価値観や習慣が崩されれば、
不安を感じますし、特にこだわりが強い性格の人の場合は、
さらに強い不安に苛まれる事になります。

 

ですから、全てを否定するのではなく、
治療や入院生活に影響がないことであれば、
可能な限り患者さんの要望に沿うような環境を作りましょう。

 

治療は、家族や患者さん本人も参加し、医療者と協働で行うことであることを伝え、
「一緒にやりましょう。」と声をかけるなどして、
治療に患者さんを巻き込むようにアプローチしていきます。

 

しかし、ケアの必要性がきちんと伝わっているかどうか、
きちんと守られているかどうかについての確認は必要です。

 

もし、理解していないようであれば、
感情を交えず、効果とリスクについて、淡々と伝えるようにすると良いでしょう。

 

患者さんが頑なに拒否する場合は、物理的な理由もあるため、
その理由についても探ります。

 

たとえば、薬を飲むことを拒否する患者さんは、
実は錠剤が飲みにくいということが原因になっていたりします。

 

患者さんの身体機能や状態について、
十分に観察をしながらケアを行い、
コミュニケーションを図っていくようにしましょう。