たとえば暴言や大声等の怒りの感情は、
欲求不満や強い不快感、拒絶心、喪失体験などの強いストレスに対する正常な反応であり、
患者さんが怒っている場合は、必ず何かしらの理由があるはずです。

 

しかし、怒りは個人的な感情のため、
看護師がなぜ怒っているのかを考えたり、イメージしたり、
共感してもいあまり意味がありません。

 

何に対して怒っているのかを患者さんに聞き、
その原因について対応しましょう。

 

看護師もヒトですから、つい感情的になってしまいがちです。

 

しかし、看護師が感情的になってはいけません。

 

怒りは強い感情であるため、
看護師が怒りの感情を受け止めてその場が収まる場合もありますが、
そうでないこともあります。

 

むしろ、患者さんが興奮しているときは時に、
収まらないことが多いです。

 

まずは、興奮している患者さんを落ち着かせ、
患者さんの感情に巻き込まれないようにしましょう。

 

看護師は、医療職ですから、普段は自己を抑制しています。

 

ですが、お互いの関係性を理解できるような患者さんであれば、
「私は心配です。」というような自分自身の感情を伝えても良いと思います。

 

そのときは、「私が」、「私は」という言葉を使い、
そう感じているのは「私(看護師)」であることを明確にします。

 

また、看護師自身のイライラや不快感が患者さんに向いてしまうと、
患者さんには関係のない要因による感情が行動に出てしまい、
患者さんの怒りを誘発してしまうこともあります。

 

自分自身の精神状態や感情を振り返ること、
時には内省してみることも必要ですし、
ストレスを発散できる場を作り、自分の精神状態を良好に保つ事が必要です。

 

さらに、怒りには器質的な障害が影響していることもあります。

 

気質的な障害が影響していないかどうかについても、
確認するようにしましょう。