褥瘡ケアの方法

高齢の患者さんや、全身状態がよくない患者さんに対する褥瘡ケアは、
看護師にとって「難しい。」と感じるケアの一つです。

 

しかし、褥瘡はできてしまうととても辛い状態になります。

 

毎日のケアの中で、しっかり予防し、早期発見し、ケアしていくことが重要です。

 

体位変換ができない患者さんや、
痛みが強く看護師が触ることを拒否する患者さんもいます。

 

褥瘡ケアは、ケアの一つ一つの根拠を考えながら行うことが大切で、
たとえば体位変換はなぜ行うのかということを考えてケアをします。

 

褥瘡ケアで体位変換を行うのは、長時間の体圧が同一部位にかかると、
虚血状態が生じ、組織の壊死が起こることがあるためです。

 

虚血状態にならないように、支持面を変えるために
体位変換を行います。

 

この大体位交換は、一般的なマニュアルでは、
「2時間ごと」というようにようになっています。

 

しかし、全ての患者さんがいつでも、2時間おきの体位変換を行えば、
褥瘡ができないというわけではありません。

 

患者さんの状態によっては、褥瘡が出来てしまうこともあります。

 

マニュアルどおり2時間を守るのではなく、
患者さんの個別に合ったケアをプランニングすることが大切で、
そのための知識と褥瘡のアセスメント力、
ケアのスキルが必要です。

 

また、褥瘡のケアでは、患者さんや家族に対し、
根拠を持った説明をすることも大切です。

 

最近は、体圧が一部に集中しないよう、
様々な「体圧分散寝具」が開発されています。

 

このような体圧分散寝具を使用することによって、
体位変換が難しい患者さんを、無理矢理に動かさなくても良くなっています。

 

しかし、体圧分散寝具を使用すれば、褥瘡ができなくなるか?
と言うとそうではなく、
褥瘡を予防するためには、セルフケアも重要です。

 

褥瘡が発生する原因には、様々なものがありますが、
その患者さんの姿勢、寝方の癖など、
生活習慣によるところも大きいです。

 

ですから、患者さん本人や、その家族に協力を得られるよう、
ケアの方法や注意点を、
根拠を持って説明し、理解し、納得してもらわなければなりません。

 

さらに、褥瘡がで着てしまうと、その創ばかりに目がいってしまいます。

 

しかし、褥瘡の発生の原因を除去する事が大切ですから、
排便コントロールやスキンケアなども十分にしていくことが必要です。